五泉市剣道連盟50周年の記念大会
2005年3月13日(日)五泉市剣道連盟50周年の記念大会が開催されました。近郷からの選手含めて160人が参加し、市長のご挨拶・また藤井会長の発足当時のお話などを皮切りに手づくりの素晴らしい大会となりました。また、この日にあわせ、日ごろは習うばかりの子供たちから、一人一人の思いを作文にしてもらい、指導の先生方からも「こんな思いを抱いていたのか・・・」などと新聞に載せた気持ちを理解していただき、有意義な区切りの日となりました。当日の夜には場所を移し、50周年記念式典が行われ、日ごろの指導に時間を費やしていただいている先生方の表彰式が行われ、スクリーンにはなつかしい写真が映しだされ、感慨深い時間を過ごすことができましたことは喜びに堪えません。先人の先生方の努力があったからこそこそ、こうして我々はこの場にいることができるということを感じずにはいられませんでした。
剣道人口の減少がどこもかしこも叫ばれている現在、ある親御さんが言われていましたが、冬の寒い10年程前、連盟の指導の先生が誰一人都合がつかなく子供たちが稽古にならない日がありました。『これではいけない・・・。何もできなくても私がたちあがらなくては・・・・』と見よう見真似で剣道をやりはじめた人がいたというのです。それを見た親御さんはこのままではも存続ができないのでは?と不安を感じた。それが、よくここまで回復したものだと感慨深く語っておられました。仕事優先で今は満足いくような練習・指導が行き届かない場面もあるでしょう。しかし、勝つことだけではなく、それ以上に文化として武道を継承していく責任は重いものがあるように思います。一致協力し来るべく60周年、70周年の場に今以上の盛り上がりを期待せずにはいられません。それにはやはり層の厚さも去ることながら剣道が続けられる環境と熱意をそれぞれ大切にしていければと思っています。ちなみにやりはじめた親御さんは昨年四段に合格され、子供さんが巣立った今でも熱意は冷めず、土・日の大会の引率は欠かしていません・・・ありがたいことです。 頭が下がります。