昭和の剣豪 山﨑範士

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■ 第16回全日本剣道選手権大会決勝戦 ■

山﨑正平七段(新潟)×戸田忠男五段(東京)

       ここです。

山﨑正平範士八段は、2006年8月3日(23時18分)に永眠されました。

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全日本選手権で優勝された当時の新聞に感銘を受けた私は、HPに載せさせていただくこと約束していた一人でした。これらの資料はすでに五年前にいただき、何度も、何度も読みましたが、何かきっかけが欲しく、仕事にかまけ、なかなか進まず果たせないままでした。しかしこのたび、次男の尚(まさる)氏が5月に昇段されたことに合わせ、コツコツと文面を拾っておりました。そして、公開にこぎつけようとした矢先に、思いもよらぬ先生の訃報と相成りました。

ここに多大なる先生の功績を讃えるとともに、稽古量豊富な警察官全盛の平成の剣道選手権において、過去”昭和”の時代に「一市役所職員」が、しかも最年長優勝したことを振り返りながら生涯、剣道に生きた先生のご冥福を心からお祈りしたいと思います。 (下は公開する直前につき修正しておりません)  

【リンク】歴代全日本剣道選手権優勝者


話は昭和43年(1968年)にさかのぼります。昭和43年といえばどんな年だったのでしょうか。管理人の私は10歳。小学校四年生であります。

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いまだに剣道などというものには興味の無い年代でした。むしろ、メキシコ五輪の加藤沢男選手がお隣りの新潟(村松)出身であり、あわよくば体操をやりたい心境だったと記憶しています。しかし、くしくもその頃、日本の剣道界の頂点に45歳という最年長覇者が実在したのでした。「山﨑正平」(現在、八段範士)。我が郷土の誇りです。そして、2006年の今年、実は山﨑範士の次男である尚(まさる)氏(48)が八段に合格しました。

この新聞は当時の父上の大きさを振り返ると共に、尚氏にエールを贈り益々のご活躍を期待すべく、いつまでも記憶に留めたい一心で五泉市剣道連盟が残していきたいページとなるよう復刻したものです。どうか皆様、快くご拝読いただければ幸いです。

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この文面につきましては、新潟日報・毎日新聞・読売新聞・朝日新聞・報知新聞・東京新聞・東京タイムス各社から抜粋したものです。(教え子の方からお送りいただいたとのことでした):

こうして新聞記者の方々、あるいは専門の先生方の記事を読まさせてもらうと、その時代の状況、変化・また要望等が非常にわかりやすく伝わって参ります。また文章の組み立てにおいてはかなり感銘致しましたし、山﨑先生の一つの「語録」もできるかと思います。今となんらかわらない剣道を後世に残し尊ぶことに邁進しようと新たな気持ちになりました。最後までお読みいただきありがとうございました。

2006・8月1日管理人  Amai